2008年06月12日

チューニングあれこれ

少年のころも15年ぶりにギターを再開してからも、私はチューナー
というものを使ったことが無かったのですが、最近とうとう
チューナーを買ってしまいました。KORGのAW-1です。

で、なぜ今更チューナーに頼る気になったのか?
これまで、ずっと私はこんな方法でチューニングをしていました。


5弦5フレットのハーモニクスを 440Hz 音叉で合わせる

4弦7フレットのハーモニクスを5弦5フレットのハーモニクスに合わせる

6弦5フレットのハーモニクスを5弦7フレットのハーモニクスに合わせる

1弦開放を5弦7フレットのハーモニクスに合わせる

2弦5フレットを1弦開放に合わせる。

3弦は4弦とのハーモニクスと2弦開放とのバランスで合わせる。


基本的にはこんな感じで、これを厳密に行うとおかしなことが
起こるんです。

例えば4弦開放と2弦3フレットのDがオクターブ違いのはずなのに
全然違うとか、Dのコードで1弦が全然気持ちよくハモらないとか。

で、自分の耳が悪いんだという結論に達し、結局チューナーを
買ってしまったのですが、最近になってようやく何故合わないのか
が分かってきました。

12平均律にチューニングするとして、A=440Hz の場合、各弦の
合わせるべき周波数小数点3位を四捨五入して以下のようになります。


1弦 E : 329.63 Hz
2弦 B : 246.94 Hz
3弦 G : 195.00 Hz
4弦 D : 146.83 Hz
5弦 A : 110.00 Hz
6弦 E : 82.41 Hz


ここで5弦のAはまぁいいとして、私がやっていた方法で4弦を
合わせると、実は 146.83Hz でなく、微妙に低めの 146.67Hz くらい
になってしまうのです。
実は4弦が完全に平均律Dにチューニングされた場合、7フレット
のハーモニクスは厳密にはA(440Hz)でなく、
146.83Hz × 3 = 440.49Hz と若干高めになるんですね。
この辺りの詳しい話は「チューニング」「平均律」あたりのキーワード
で検索をするといろいろ出てくると思いますので、そっちを参照
ください。

すると同じ理屈で1弦は若干高めの 330Hz になってしまうので、
それにつられて2弦は約 247.22Hz となります。
この状態だと2弦のDは約 294.00Hz、4弦は 146.67Hz なので、同時に
鳴らした時には「ゥワンゥワン」といううねりが1秒に1回近い割合
でくることになります。

結局のところ、ハーモニクスを使ってチューニングする場合は、
こんな風に補正をする必要があるということで・・・。


5弦5フレットのハーモニクスを 440Hz 音叉で合わせる

4弦7フレットのハーモニクスを5弦5フレットのハーモニクスに合わせる
(2秒に1回うねりがくるくらいに「高め」に調整)

6弦5フレットのハーモニクスを5弦7フレットのハーモニクスに合わせる
(2秒に1回うねりがくるくらいに「低め」に調整)

1弦開放を5弦7フレットのハーモニクスに合わせる
(2秒に1回うねりがくるくらいに「低め」に調整)

2弦5フレットを1弦開放に合わせる。

3弦は4弦とのハーモニクスと2弦開放とのバランスで合わせる。


うーん。面倒くさい(笑)
耳を鍛えるためにチューナーは使わない方がいいって言う人も多い
ようですが、こんな面倒くさいことをするならチューナー使って
しまった方がいいなぁ。
オープンチューニングを多用する場合なんかは特にそうですしね。
posted by みっつん at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ギター全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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