2010年01月31日

ピエゾピックアップ研究 (その4)

一応今回でひとまずは終了。
というか、ここ最近ピックアップ製作だけに没頭し過ぎて、全くといっていいほどギターを
弾いていないという本末転倒な状態になっていたので、妥協できるレベルで妥協して
一区切りとしようかと。
また有用な情報が入るなりアイデアが浮かんだ時にでも再開しようと思います。

ここ数日作ってはダメ出ししての繰り返しでかなり試行錯誤を繰り返していましたが、その
過程は全部すっとばして、いきなり今回の最終形だけご紹介。(要するに横着更新)

はい、コレです。



って、何がなんだか分からんですね(笑)

前回、台座とトップの接触部分を制限するようにしてましたが、今回のは逆に圧電素子と
台座の接触部分を限定したものになってます。
台座はこんな感じです。(最終的に採用したのは右の方)



この上にサイドをちょっと削った圧電素子を貼り付けて、大きめの熱収縮チューブでくるんで
仕上げています。
できればPA経由でマイク録りしたサウンドファイルもアップしたかったんですけど、残念ながら
タイムアップで断念。(密集した住宅地なので(^^;)
まだまだ高音の耳障りさは残ってますし、アコギらしい音は全然してません。
とりあえず少しイコライズしてマグに混ぜれば使えないことない?ってレベルです。

ちなみにこれまでに作ったサンプルの数々。



ゴミとして処分してしまったものもあるので、映っているのが全てじゃないです。
しかしコンタクトPU作りをちょっとナメてた感はありますね(汗)
一応使える?ってくらいのレベルでこんなに苦労するとは思いませんでした。

そもそもブザー用として売っている圧電素子は、共振周波数が高すぎるんですよね・・・。
あの「ビーッ!」っていう耳障りな音で一番鳴るように設計されているわけですから(笑)
アコギ用PUとして使う場合は、どうやってそこを克服するかがカギなんだろうな〜。
posted by みっつん at 20:32| Comment(9) | TrackBack(0) | 自作ピックアップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月24日

ピエゾピックアップ研究 (その3)

前回は台座を木で作っていましたが、今回はまた樹脂板を試してみます。
使ったのはタミヤが作っているいわゆる「プラバン」というやつ。速い話が以前コムピエゾの
台座として使ったものと同じです。

まずはただ単に板に直径22mmの圧電素子を貼り付けたもの。
今回はサンプルの音源もアップしました。

サンプル音源

やっぱりシャリッシャリというかペラペラというか、まぁ高域のキンキンしているのは、前回まで
作ったものと同じです。

そこでこんなものを試してみました。





樹脂板に同じく樹脂の3角棒を貼り付けた後、ヤスリで削ってイボ状にしたものです。
上は突起の間隔が2mm、下は3mmとなっています。
細かい説明は省きますが、突起と突起の間隔より狭い波長の音をこれで抑止できないか?
という発想です。

さぁ!どうでしょうか?!?!

2mm間隔のサンプル

3mm間隔のサンプル

明らかに間隔を広げた方が高域が抑えられていると思いません??

ちなみに、突起無し、3mm間隔の2つで5弦開放を鳴らした時の周波数特性を比較してみると
こんな感じになります。

赤・・・突起なし
青・・・3mm間隔


特に12kHz以上がごっそり削れているのがよくわかります。

今回はヘッドフォンでモニターしただけで、スピーカーから鳴らしていません。
まだハウリングが出るかどうかも確認していないし、貼り位置の詰めもこれからやらなければ
いけませんが、とりあえず希望は見えてきました!

現在の完成度・・・(一応使えるレベルになってきたか?) 50%

(さらに続く)
posted by みっつん at 18:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 自作ピックアップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月20日

ピエゾピックアップ研究 (その2)

去年の暮れから正月にかけて注文していた品物がやっと揃いました。
ということで、今回からは実際の作業とその結果の記録になります。

と、その前に。
私ごときが考えることなど、既にトライしている先人というのがやはりいるわけで、
調べてみたらかなりの数が検索にヒットしました。
中でもすごいのが、このお二方。

http://music.geocities.jp/tacopin386/acpickup/index.htm
http://nekomanma.asablo.jp/blog/cat/pickup/

圧電素子と振動板の大きさでどう音が変わるか、また圧電素子をパテ等で固めることに
よる影響とか、客観的に分析されており非常に役に立ちそうです。

■レシピ
まず今回揃えた材料は以下の通り。

・圧電素子

 外径 15mm, 22mm, 30mm の3種類。ちなみにお値段は1枚60円くらい。
 秋葉の鈴商でまとめ買いしました。22mmのもののみ松下製のとメーカー不明の2種類。

・台座の素材となる木材

 スプルース、エボニー、マホガニーの3種類。こちらは切り売りしてくれる
 お店をネットで見つけて通販しました。
 値段は素材ごとに違いますが、ちょっとお高めで大体1切れ400円ほどです。
 それとは別に近所のホームセンターでシナ材の3mm板があったので、こっちも買って
 おきました。

・ケーブル
 なるべく軽く、柔らかく、かつマイクロフォニック対策がされているものがベスト
 だったのですが、これらの条件を全て満たすものが見つからず、最終的にカナレの
 GS-4 をチョイス。こちらは秋葉のTOMOCAで1m100円(だったかな?)
 モガミの2芯ケーブル(型番 3016)も軽くて良さそうだったのですが、ちょっと試して
 みたところ、やはりマイクロフォニック対策が全くされてないケーブルでは内部の配線
 にかなり神経質にならなければいけないようで、結果的に不採用となりました。

全部で大体4000円くらい。これで納得のいくピックアップが作れれば安いもんですが、
果たしてどうなるか??


■サンプルの作成
台座がシナの2mm厚、圧電素子が22mm径のものを振り出しとして、まず一つ作成してみました。
本当はスプルースから始めたかったのですが、通販したものがなかなか届かず、手持ちの
もので始めたのでした(^^;

まず、ケーブルを圧電素子に半田付け。コムピエゾにならってHOTを圧電素子に、シールド線
を振動板に付けました。
続いて台座へ接着。接着剤はエキポシ樹脂系のものを使っています。



念のためビニールテープで絶縁した後、お約束の銅箔テープによるシールド加工をば。



ケーブルの反対側は今回ピンプラグにしました。エンドピンジャックから伸びたケーブル
にもピンジャックを付けて、こちらはサイド板にウレタンを挟んで貼り付けてあります。




果たしてどんな音が出るのか??
わくわくしながらPAに繋いでみたところ・・・・




シャリッシャリで使い物にならん( ̄ロ ̄|||


いきなり実用に耐えるものができるとは思ってませんでしたが、ここまでシャリシャリに
なるとは・・・。プリアンプで高域を最小まで絞ってようやく少しはマシになる感じです。

今度は他の条件を変えず、台座の材だけをスプルースとマホガニーに変えて試してみました。
さあ!どうでしょう?




やっぱりシャリッシャリ( ̄ロ ̄|||


高域があまりに出過ぎで、弦をこする音で0db振り切ってるって・・・おいおい(^^;
しかし同じシャリシャリでも材によってちょっと違いますね。
マホガニーはスプルース、シナと比べるとかなり柔らかいようで、特に違いが顕著です。
中域が若干強調されて、高域と低域が落ちているような気がします。

5弦開放をボーンとならして周波数特性を見るとこんな感じ。

シナ


スプルース


マホガニー


大体耳で聞いた通りの感じです。マホガニーは上と下の出方が大分違うことがわかります。

今度はスプルースの上に熱収縮チューブを開いたものを貼って、その上に圧電素子を貼って
みました。

結果・・・あまり変わらず (−"ー;

っていうか、高音が出過ぎっていうのもあるんですけど、低音が足りないというのも。
いくらマグで低音に厚みを出すといっても、あまりに低音がスカスカ過ぎます。
んーーーー、そもそも台座の材が厚過ぎるっていうのがあるのかもな〜。
コムピエゾに付いてきた台座も確か厚さ1mmくらいだったし。
かといって、平面を保ちながらこれ以上薄くするのは工作技術&機材的にかなり厳しいです。
早くも暗礁に乗り上げてきました。

現在の完成度・・・(とりあえず音は出たということで) 20%

(ということでさらに次回へ続く)
posted by みっつん at 01:03| Comment(8) | TrackBack(0) | 自作ピックアップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月17日

KOTAPA ライブ vol.7 東京公演

押尾コータローファンクラブ限定ライブ "KOTAPA Live vol.7" の東京公演
1日目に行ってきました!
会場は渋谷DUO。ここには以前、秦基博のフリーライブ「鱗祭り」で1度来たこと
がありました。大きい箱でないことは知っていたので、仮に後ろの方になったと
してもそんなに距離はないだろうと思っていたら、なんと4列目の割とセンター寄り。
席とステージが近い上に、コータローがステージのギリギリまで前に出てきて
くれるので、トップの擦り傷まではっきり見えました(感激)

以下、セットリスト

■第1部
Snappy
TREASURE
旅の途中
Merry Christmas Mr. Lawrence
Landscape

■第2部
(韓国公演時のオフショットとライブの超ダイジェスト)
(プレゼント抽選会)
日曜日のビール (ステージに上がった観客4人のパーカッションと一緒に)

■第3部
永遠にアムロ
ハピネス
黄昏

翼〜you are the HERO〜
HARD RAIN

〜アンコール〜
Believe


そういえば、Landscapeの時にちょっとしたハプニングが。
オープニング〜イントロときて、イントロの最後の6連を弾かないので、あれ?と思って
いたら、なんとそのままエンディングを弾いて終了。
会場全員がポカンとしていたら、なんとオープニングのTHの部分を間違えていたので
やりなおすと(笑)
イントロの4小節の間、そのまま続けるかどうか考えていたらしい(爆)
ツアーのライブだったら、多分そのまま続けてたと思うと言っていたけど、こういうのも
ファンクラブ限定ライブならではって感じですね。

あ、それと当然と言えば当然ですが、ギターの抽選には外れました(笑)

最後はコータロー自ら全員と2ショット写真を撮ってお見送り。
また来年も来れるといいな〜。
posted by みっつん at 00:19| Comment(8) | TrackBack(0) | 見た聞いた | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

ピエゾピックアップ研究 (その1)

以前、アンフィニさんに行った時に、ぽろっとこんな一言を聞きました。

「ピエゾ素子は振動によって電圧が発生すると勘違いしている人が多いんですが、
 実際は折れ曲がることで電圧が発生するんですよ」

一瞬「?」でしたが、ちょっと考えたら「なるほど!」と思わず目から鱗が3枚くらい
落ちた気がしました。

まず、音というのは空気の振動に他なりませんが、それはもう少し突っ込んだ言い方
をすると空気の密度の変化が波動となって伝わる、物理で言うところの「縦波」な
わけです。
ダイナミックマイクなどでは、この縦波によって振動板が音の方向と平行に振動する
ことでコイルへ振動が伝わり電圧が発生します。



そもそもアンフィニさんご指摘の通り、私自身もピエゾ素子というのは振動で電圧が
発生するものだと思い込んでいて、それはダイナミックマイクの原理と同じような
ものだと思っていました。
つまり、トップ板の振動によって振動板とピエゾ素子がトップ板の法線方向に振動
することで電圧が発生するものだと思っていたということで、イメージとしては
こんな感じになります。



ギターの弦を弾くと、その振動はサドルからブリッジへと伝わり、トップ板の振動は
やがて全体に広がり定常波となります。
定常波の形自体は非常に複雑で、その位置や減衰の過程によって大きく異なるはず
ですが、ここでは説明を簡便にするため、両サイド板を節としてその間を波長とする
定常波であるとします。



と、こんな風に振動している板というのは、音の周波数と同じだけ上下に折れ曲がって
は戻ってを繰り返すわけであって、この上にピエゾ素子(圧電振動板)を貼り付けると、
当然ながら圧電振動板も折れ曲がっては戻ってを繰り返します。



この折れ曲がりが電圧を発生させて、音が電気信号に変換されるわけですね。
先のアンフィニさんの一言は、こういうことを意味していたのかなと。

説明が長くなってきましたが、これらを踏まえて考えると、ほんの少しですがギター
それぞれの個体にあったピックアップとはどういうものなのかが垣間見えてくる気が
します。

「理想のピックアップ」=「ギターの生音をそのまま伝えるもの」とすれば、トップ
の変形に逆らわず遅れず、振動板がそのままトップと同じように変形する、ということ
が一つ重要な要素になってくるのではないでしょうか?
トップ貼り付け型のピックアップを構成する要素はたくさんありますが、例えば台座
部分について考えてみると、堅い方がいい、とか柔らかい方がいい、とかではなく、
トップ板と同じ素材がベストなのでは?とか。
私がこれまで使ってきたコムピエゾtype1には、台座としてエボニーの板が付属してます。
とすると、コムピエゾはブリッジに直接貼ることを前提としてるのではないか?とか
そんな風にも考えられるわけですよ。
(D-28を始め、多くのギターはブリッジがエボニーでできてますからね。)

台座の素材以外にも、圧電振動板のサイズとかトップへの貼り付け方、あるいはトップ
の振動波形は位置によって全然違うわけで、当然ながら貼り付け位置も重要な要素に
なるでしょう。といっても後者は「どう振動を拾うか」でなく「どの振動を拾うか」
という問題になるので、少し意味は違ってきますね。

またピエゾ素子をコムピエゾのような円形でなく、方向をもった形にすると定常波の
どの向きの成分をより拾うかという問題も出てきたりして、もう素人には全然わけが
わかりません(笑)

こういったことを考慮しながらピックアップを作られている、アンフィニ藤岡さんや、
M-Factoryの三好さんは本当にスゲぇなと思い知らされるわけです。
アンフィニオリジナルピックアップやM-Factoryのシステムは、他の既製品と比べると
かなり高価な部類に入りますが、これらのノウハウ料と考えれば、当然の対価なんだと
納得させられます。

と、ちょっと話がそれてしまいましたが、まずは先に書いた「トップと同じ材」を
試してみようということで、通販で買える材木屋さんからスプルースを注文してみました。
シトカスプルースでもないし、D-28のトップと完全に同じ材でもありませんが、その辺
のいい加減な材を使うより参考になるかなと。

(次回へ続く)
posted by みっつん at 20:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 自作ピックアップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月01日

年初にあたり

今年の話をする前に、まず去年を振り返ってみると・・・

去年の目標はオリジナルのソロギターアレンジを2曲以上することでした。
ブログ上では何一つ遂行されなかったかのように見えますが、実は1曲だけ
ソロギターアレンジしていたのでした。
ただやっては見たものの、これがJPOPの王道的な曲でありまして、なんかアップ
するのが恥ずかしくなりお蔵入りしていたりします。

それから去年それなりに弾けるようにはなったかな?と思える押尾コピー曲としては、

・オアシス
・ブラックモンスター
・FIRST LOVE
・Merry Christmas Mr. Lawrence
・LOVIN' YOU
・家路
・again...
・太陽のダンス
・TREASURE

といったところ。1年で9曲ならば、個人的には頑張った方かなと思います。
それ以上に、第一の目標だった「ギターを辞めない」をクリアできたばかりか、
熱は冷めやらず、いい感じに生活の一部とできているので、ギター的には
満足の1年でした。


さて、2010年。

今年も去年同様、第一の目標はギターを辞めないこと(爆)
逆にそれ以上の目標は特に立てないことにします。今後どういう方向に向かって
いくのか、自分で自分がどうなるのか、楽しみながら見守っていこうかなと。

ただ目標というわけではないのですが、やってみたいことの一つにピックアップの
研究というのがあります。

アンフィニさんへ以前伺った時に聞いたのですが、基本的には圧電振動板
(ピエゾ素子)を買ってきて、ケーブルと台座を加工すればオリジナルのピエゾ
ピックアップができるとのことで、これにちょっとトライしてみようかなと。

前回のエントリーに書いたとおり、今のコムピエゾはとても納得のいく状況に
ありません。
プロにお願いしてしまうのが速いことは分かってるんですが、自分で作って
狙いの音を出せたら・・・と思うとワクワクするものがあるんですよね(笑)

今年も楽しい一年になりそうです!
posted by みっつん at 23:59| Comment(10) | TrackBack(0) | 練習の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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